about

さきおりは不要になった着物などの布を裂いて、緯糸として織り込んで、丈夫な布を織る昔ながら手織りの伝統工芸です。リサイクルした布を使い、より一層美しいもの、現代の生活にマッチした、より良いものを製作し、つまり、アップサイクルし、皆様にお届けするのが、青森県十和田市にある南部裂織保存会のこの公式ショップです。

「一本の裂織の帯に魅せられて」

1971年、一人の女性が叔母の形見分けで、紫の裂織の帯に出会いました。

それは経糸に木綿の糸を張り、緯糸に布を裂いて織り込んだものでした。その帯のなんともやさしい手触りと紫にいろいろな色の混じりあった風情に心惹かれたのです。それが裂織と知り、そのルーツを探し求めること数年。けれど、裂織は便利な現代生活の中ですたれようとしていました。ようやく巡り合った村のおばあさんに、教えを乞うと、「こんな金にもならないものはやめなさい。」と断られましたが、何度も何度もお願いして、ようやく昔ながらの地機(じはた)を教えてもらいました。

興味は尽きず、裂織といえば平織りが主流だったのに、上京して、さらにいろいろな織り方を学びました。裂織を織る楽しさと、裂織の裂いた布が醸し出す一期一会の美しさを知ってほしい、物を大切にする心を知ってほしいと、機会あるごとに実演し、裂織で作品を作り、展示し、時には結婚式に裂織のドレスで出席したのです。そして、人々に教え始めました。

1975年、先人の残してくれた地機による手織りの技を保存し、伝承しようと、七夕(棚機)の日、南部裂織保存会を作りました。以来、多くの人に裂織を教えるために東西奔走し、ついには2002年、青森県十和田市に「南部裂織の里」匠工房を作りました。南部地方に伝わる裂織のこたつ掛け300枚展で人々を魅了したその翌年、その人は天の川の星屑となられました。

匠工房には、捨てられ、燃やされる運命から彼女が救い、集めて来た古い機が所狭しと並び、今も現役で活躍しています。中には150年以上前の機もあります。70台の地機のある十和田市の体験施設として、学校の子供たちや日本各地からの体験者でにぎわっています。また、裂織の教室が開かれ、青森県内はもとより、遠方からも裂織を学びに来られ、本科、研究科、師範科、楽織科とすすんで、腕を磨き、様々の作品を制作しています。

南部裂織保存会の活動は高く評価され、2018年ふるさとづくり総務大臣賞を受賞いたしました。

創立者の夢は南部裂織を地域の伝統工芸として、多くの方に知っていただき、裂織を文化に、アートにまで高めることでした。その一助として、南部裂織official shopを開設致します。

南部裂織保存会 匠工房 所在地
 〒034-0051 青森県十和田市伝法寺字平窪37-21
 道の駅とわだぴあ 「南部裂織の里」
 Tel/Fax 0176-20-8700


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暮らしに創る喜びを   手仕事の温もりをいつまでも